日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)、セキュアIoTプラットフォーム協議会(SIOTP協議会)ならびにセキュアドローン協議会(SDC)が共催する本オンラインセミナーでは、産業用途の活用が進む「メタバース」を主なテーマに2023年3月1日に開催しました。
本オンラインセミナーでは、JSSEC、SIOTP協議会の各部会やWGの取り組みに関する8つの成果発表をはじめ、2つの特別講演が行われました。
【8つの成果発表】
成果①「スマートフォンの利用シーンに潜む脅威 Top10 2023」を公開
JSSEC 利用部会 部会長の松下 綾子 氏(アルプスシステムインテグレーション)が「スマートフォン利用シーンに潜む脅威 Top10 2023」の結果を発表しました。
成果②「JSSEC モバイルアプリケーション開発10大チェックポイント」とは?
技術部会 マルウェア対策WGリーダーの小笠原 徳彦 氏(SHIFT SECURITY)は、成果②として「JSSEC モバイルアプリケーション開発10大チェックポイント」(通称:JSSEC Mobile Top 10」を発表しました。
成果③最新版セキュアコーディングガイドの紹介
今回で第14版となる「Androidアプリのセキュア設計・セキュアコーディングガイド(通称:JSSECセキュアコーディングガイド)について、JSSEC 技術部会 部会長の仲上 竜太氏(ニューリジェンセキュリティ)が発表しました。
成果④学生のスマートフォン利用調査と「セキュリティかるた」
JSSEC 啓発事業部会 部会長の藤平 武巳 氏(NTTコミュニケーションズ)が学生の「スマートフォン利用傾向調査」と、セキュリティ啓発ツールの「セキュリティかるた」について発表しました。
成果⑤IoTセキュリティ手引書 小型機器編の策定
SIOTP協議会の仕様検討部会からは、座長の豊島 大朗 氏(サイバートラスト)が、「IoTセキュリティ手引書 小型機器編」について発表しました。
成果⑥「セキュアIoT認定プログラム」のリリース
SIOTP協議会の標準化部会では、前出のIoTセキュリティ手引書を受けて、各企業が打つべきIoTセキュリティ対策と、国際標準への適合性を確認する「セキュアIoT認定プログラム」のリリース予定について、同部会 座長の山澤 昌夫 氏(中央大学大学研究開発機構)と副座長の松本 義和 氏(サイバートラスト)が、その概要と目的について発表しました。
成果⑦パーソナルデータストア部会の発足と活動について
IoT機器を経由して取得した健康・医療データや、睡眠・食事・運動などのライフログの活用、それらをセキュアに蓄積・管理する仕組みなど、パーソナルデータの標準化が進んでいる。SIOTP協議会 パーソナルデータストア(以下、PDS)部会の副座長の南 重信 氏(ミルウス)が発表しました。
成果⑧スマートフォンでつながるデジタル空間の安心安全の取り組み
メタバースは、今後さまざまな分野での利活用が予想される。JSSEC 技術部会 部会長の仲上 竜太 氏(ニューリジェンセキュリティ)が、メタバースのセキュリティに関する考え方や取り組み、ユーザーができるセキュリティの自衛手段について発表しました。
【2つの特別講演】
特別講演① 産業用ドローンとメタバースの関係は? 解決すべきセキュリティの問題も含めて解説
「産業用途におけるメタバースとドローンの活用事例、およびセキュリティの重要性」をテーマに、ドローン・ジャパン取締役会長 兼 セキュアドローン協議会代表理事・会長の春原 久徳 氏が解説しました。
特別講演② 「地方創生からニッポン創成へ」 ~メタバースが実現の可能性を広げる~
メタバース推進協議会 事務局長 市川 達也 氏が「地方創生からニッポン創成へ ~メタバースが実現の可能性を広げる」をテーマに解説しました。
各講演内容の詳細について、「JAPANSecuritySummit Update」をご覧ください。
セキュリティフォーラム2023オンライン開催(その1)~8つの研究成果を一挙に発表!
セキュリティフォーラム2023オンライン開催(その2) 特別講演編、ドローン&メタバースの可能性とセキュリティ対策
また、各講演資料と講演動画は、『セキュリティフォーラム2023 オンライン』で公開しています。